育児119|熱中症予防・対応ガイドライン

はじめに
近年、乳幼児の熱中症事故が増加しております。
特に0〜2歳のお子さまは、体温調整機能が未熟なため、わずかな環境変化でも体調を崩しやすくなっています。
育児119では、お子さまの命と健康を守るため、保育中の熱中症対策を徹底するルールを以下の通り定めています。
1|外遊び・お出かけ時の基本ルール
- 気温・湿度を必ず確認してください。
→ 気温30℃以上 or 湿度60%以上の場合、外遊びは原則中止。
※保護者さまからご依頼がある際は、運営で、熱中症ガイドラインの旨をお伝えさせていただきます
→「環境省 熱中症警戒アラート」が出ている地域では屋外活動は禁止。 - 外出が必要な場合は最短時間で。
→ 移動が必要な場合でも、長時間の散歩や公園遊びは避け、目的を持った短時間の移動にとどめてください。 - 日差し・地面の温度に注意を。
→ ベビーカー・抱っこ紐利用時も、路面からの照り返しで体温が急上昇することがあります。
室内保育時の配慮
- エアコンの使用は必須です。
→ 室温は25〜28℃を目安に保ちましょう。
→ ご家庭のエアコン操作については、事前にお客様に確認してください。 - 水分補給の声がけをこまめに。
→ のどの渇きを感じていなくても、30分〜1時間に1度はお水・お茶などの補給を。
→ 哺乳瓶・マグ・コップの扱いはお子さまに応じて無理のない範囲で。 - 異変の早期発見に努めてください。
→ 顔が赤い、汗をかかない、元気がない、反応が鈍いなどは初期症状の可能性があります。
→ 少しでも異変を感じたら、すぐに涼しい場所で休ませ、水分補給と運営への報告を行ってください。
服装・環境の確認ポイント
- 帽子の持参確認(外出時)
- •汗を吸いやすい・通気性の良い服装か
- •室内の風通し・直射日光の入り方を確認
- •敷物・床面が熱を持っていないかを確認(赤ちゃんの床遊び時)
万が一、熱中症が疑われたら
- 涼しい場所に移動し、衣服をゆるめる・冷やす(首元・脇・太ももの付け根)
- 水分を少しずつ、何度にも分けて飲ませる(意識があれば)
- 保護者・運営に速やかに報告し、必要に応じて救急要請
最後に
お子さまの「ちょっとした様子の違い」に気づけるのは、現場で寄り添う頼ってさんだからこそです。
「いつもより静か」「なんとなく元気がない」といった小さな違和感も、大切なサインです。
“念のため”の判断が、大きな安心につながります。
いつも真摯にお子さまと向き合ってくださり、ありがとうございます。
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