【9月号】防災月間の見守り 〜 その日、その場所に合わせて 〜

「雨、やんだね」

雨がやむのを待っていたお子さまは、うれしそうに玄関へ向かい、もう靴を履こうとしています。

そんなお子さまのウキウキした気持ちを受け止めながら、頼ってさんはふと足元に目を向けます。

雨上がりの玄関や階段、マンションの共有部分は、思っている以上に濡れていて、

小さなお子さまにとってはいつも通る場所でも、滑りやすくなることがあります。

「楽しみにしていたお外へ、安心して出られるように」

お子さまの「行きたいね」という気持ちに寄り添いながら、頼ってさんはそばで足元をそっと確かめます。

「いつもの場所だから大丈夫」と決めつけず、その日の足元を確かめながら見守ります。

9 月は「防災月間」。

育児 119 でも、地震や台風などが起きたときの避難や室内の安全、そして不審な訪問者への対応など、

「もしものとき」に備えた安全を、いつも以上に意識しながら見守ってきました。

今回は、そんな 9 月の見守りの中で大切にしてきたことをご紹介します。

室内の「ちょっと気になる」も見逃さない

お部屋で、お気に入りのブロックを広げて遊び始めます。お子さまが夢中になって遊ぶすぐそばで、頼ってさんは家具にも目を向けます。

コーナーガードの端が外れかけていないか、小さな部品が床に落ちていないか。

お子さまの目線までしゃがんでみると、大人には見えていなかったものが見えてきます。

「ここ、少し気になるな」

その気づきを見過ごさないことが、安全な見守りにつながります。

このご家庭で、今、地震が起きたら・・・

お子さまを誰かに預けている時間。

保護者さまの頭に、ふとこんなことがよぎることもあるのではないでしょうか。

「もし今、大きな地震がきたら……」

そばにいられない時間だからこそ、もしものときにも安心して任せられるかどうかは、気になるものです。

育児 119 の頼ってさんは、それぞれのご家庭へ伺って、お子さまを見守ります。お部屋のつくりも、玄関までの道も、避難する場所も、ご家庭によってさまざまです。

だから、どのご家庭にも同じ避難方法を当てはめることはできません。

「このご家庭で、今、地震が起きたら、どう動こうか」

普段は何気なく置いている荷物も、お子さまを抱っこして急いで玄関へ向かうときには、通りにくくなるかも

しれません。

お子さまがお気に入りのブロックを広げて遊ぶ場所も、少し目線を上げてみると、棚の上に物が置かれて

いたり。

頼ってさんは、「ここで遊んでいるときに地震が起きたら」と、そこで過ごすお子さまの姿を思い浮かべな

がら、安全な空間かどうか確かめます。

家具の置き方や物の置き場所ひとつにも、そのご家庭ならではの暮らしがあります。

だからこそ、気になる場所を見つけても、頼ってさんだけで「危ないから変えよう」と決めるのではなく、

そのご家庭の暮らしを尊重しながら、保護者さまと一緒に考えていくことを大切にしています。

玄関先と外出時にも、気を配ります

ピンポーン。

「だれかきたよ!」

うれしそうに玄関へ駆け出そうとするお子さまを、頼ってさんがそっと止めます。知らない人が訪ねてくることも考えられます。そんなとき、頼ってさんはすぐにはドアを開けません。

まずお子さまの安全を確保したうえで、育児 119 で決めている連絡手順に沿って、落ち着いて対応します。

外へ出る時も、すぐそばで

「おさんぽへ行こう。」

玄関を出た瞬間に、嬉しくて先へ行きたくなる。

公園に着けば、気になる遊具へ走っていきたくなる。

だから頼ってさんは、急がず、お子さまとの距離をいつもより近くにとります。

玄関を出るとき、公園に着いたとき、帰るとき。

一つひとつの場面で、お子さまの気持ちも大切にしながら、場面が変わるたびに周りの様子を確かめます。

夕方、玄関のチャイムが鳴ります。

「ママだ!」

お子さまが駆け寄る先で、保護者さまが「ただいま」と迎えます。

今日も一日、いつもと変わらない一日だったけれど、

その「何もなかった」の裏には、頼ってさんの小さな確認の積み重ねがありました。

ご家庭でもできることがあります

育児 119 が大切にしている「もしもの備え」は、ご家庭でも、いつもの暮らしの中で始められます。

• お子さまと一緒に、玄関までの道を歩いてみる

• 寝る場所や遊ぶ場所の近くに、倒れたり落ちたりしそうな物がないか見てみる

• 雨の日に、傘や荷物をどこに置くか考えておく

できることから一つずつ。小さな確認が、親子の安心につながります。

安全は、毎日同じではありません

同じご家庭でも、天候が変われば気をつけたい場所が変わります。

お子さまの年齢や、その日の体調によっても、見守り方は変わるものです。

だから育児 119 では、その日、その場所、そのお子さまの様子を見ながら、安全を考えます。

そして、一人の頼ってさんが気づいたことを、その人だけで終わらせず、運営と共有し、一緒に考える。

それも、育児 119 が大切にしている見守りの一つです。

避難する道を見ておくこと。

足元の濡れに気づくこと。

お子さまのいる場所を確かめること。

一つひとつは、小さな確認に見えるかもしれません。

でも、その確認を丁寧に重ねることが、お子さまを安全に見守ることにつながります。

「いつもの場所だから大丈夫」ではなく、「いつもと違う今日だからこそ、確かめる」。

大切なお子さまをお預かりする時間が、親子にとって安心できる時間であるように。

育児 119 はこれからも、頼ってさんと運営が一緒になって、その日、そのご家庭に合った安全を考え続けます。

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